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今、国内NO.1の着物買取業者といっても過言ではない「バイセル(スピード買取.jp)」ですが、実際に利用する前にバイセルの口コミを見ていると、良い口コミが多数ある一方で、「怪しい」や「悪徳」という悪い口コミを見かけることも多いです。
そこで、本記事ではバイセルに悪評や怪しいという口コミが集まっている理由を中立的な立場から解説していきます。
「バイセルが怪しい、悪徳」という悪評の2つの理由
バイセルに「怪しい、悪徳」といった口コミや評判が集まるきっかけは、過去に起きた事件が要因となっていて、「バイセルが過去に消費者庁から勧告を受けていること」と「バイセルで査定価格が低かった方の悪い口コミが広がっていること」の2つが原因として挙げられます。
- 過去に消費者庁から勧告を受けている
- 査定価格が低かった方の口コミが広がっている
消費者庁から勧告を受けた業者や査定価格が低い業者と聞くと不安になってしまう方は多いと思います。
しかし、今のバイセルは経営方針変え、安心安全な業者に生まれ変わっており、あくまで過去に起こったことで、今のバイセルがネットの口コミや評判どおり、顧客満足度が1番高い着物買取業者であることは間違いないです。
詐欺なのかなと不安に思っていた方は安心してご利用ください。
それでは、怪しいという口コミがでるきっかけになった事件やそこからバイセルがどう経営改革をしていったかを解説していきます。
バイセルは消費者庁から行政処分を受けている
現在のバイセル(BUYSELL)というブランドに変更される以前は、「スピード買取.jp」という名称でサービスを展開していました。
そのスピード買取.jpを運営していた株式会社ランド(現在は株式会社BuySell Technologies(バイセルテクノロジー))は平成27年3月20日に消費者庁から「氏名等不明示」「不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)」「物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反」「書面記載不備」「迷惑勧誘」の5つの項目において、指示処分を受けています。
○ 消費者庁は、「スピード買取.jp」、「着も乃屋」、「宝飾倶楽部」などの 屋号を用いて、訪問購入を行っていた株式会社ランドに対し、本日、特定商 取引法第58条の12の規定に基づき、違反行為の是正を指示しました。 ○ 認定した違反行為は、氏名等不明示、不招請勧誘、書面記載不備、物品の 引渡しの拒絶に関する告知義務違反及び迷惑勧誘です。 ○ 処分の詳細は、別紙のとおりです。
「スピード買取.jp(現:バイセル)」の他にも、株式会社ランドが運営をしていた「着も乃屋」、「宝飾倶楽部」も指示処分を受けることとなりました。
特定商取引法違反で勧告を受けた5つの項目がそれぞれどのように利用者に不利益、迷惑をもたらしたのかを解説していきます。
氏名等不明示
買取業者は訪問時に自分達の名称や、訪問した目的(査定をする品物)を明らかにしなければいけません。
例えば、着物買取業者の場合は「自分たちは着物買取業者で、約束した着物Aと着物Bを査定しに参りました。」と訪問時に伝えなければいけません。
それに対して当時のスピード買取.jp(現:バイセル)は利用者があらかじめ用意した着物を見た後に、約束をしていない貴金属の買取勧誘を行っていました。簡単な提案などではなく、強引な勧誘を何度も行ったことがきっかけとなり、指示処分を受けてしまったようですね。
不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)
不招請勧誘とは漢字の通りですが、招いていないのにいきなり勧誘行為を行ってはいけないというルールです。
「キャッチセールス」「訪問販売」と言うとイメージしやすいと思います。スピード買取.jp(現:バイセル)は約束をしていない利用者の自宅に訪問して、貴金属はないかといきなり、営業を行っていたとして指示処分を受けることになりました。
不招請勧誘は株式会社ランド(株式会社株式会社BuySell Technologies)が注意を受ける10年以上前から話題となり禁止されていた行為なので、平成27年にもなってからも不招請勧誘を行っていたことは悪意があったと言えるでしょう。
書面記載不備
着物買取業者は買取を行う際に、着物1つ1つの値段を書面で提示しなければいけないという法令があるのに対して、スピード買取.jp(現:バイセル)は合計での値段でしか金額を提示していませんでした。
これでは利用者はどの着物を売って、その着物を売らないのかを判断することができませんよね。もちろん利用者に不利な行為なので、指示処分の対象となりました。
物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反
買取業者は取引が決まり、着物を受け取って現金を渡す際にクーリングオフ(8日間の返品保証)について説明をしなければいけませんが、スピード買取.jp(現:バイセル)は品物を8日以内であれば取り戻すことができる旨を利用者に一切伝えていなかったことがわかっています。
これに対して、消費者庁は「消費者の権利を相手に伝えないことは悪質である」という判断を下し、改善命令を出した過去を持っています。
迷惑勧誘
迷惑勧誘は言葉の通り、利用者が迷惑に感じる方法で勧誘をする行為です。
スピード買取.jpとしてサービスを運営している時期には、「ひとつくらいならあるでしょう。」、「何かないですか。」、「ガソリン代をかけて来たんですよ。このまま手ぶらで 帰ると上司に怒られてしまいます。」といった言葉で利用者が拒否しても、自宅に居座り強引な営業を行っていたようです。こうした営業方法が問題視され、行政処分を受けることになりました。
バイセルは買取価格が低いという意見がある
バイセルの悪評は、これまで述べた過去に行っていた悪徳な査定方法に関するものだけではなく、査定価格に関するものをありますが、査定価格に関する口コミはあくまで個人の意見として見る必要があります。
バイセルは着物買取業者として国内最大手業者のため、買取実績も豊富なので、その分悪評が多くなっていると捉えて問題ないでしょう。
また、古い着物を買取ってもらった方の口コミで、悪評が多いことを考えると、バイセルはどんな着物の査定も基本的に受け入れているため、状態が悪い着物や古い着物などを買取ってもらった方が不満を述べているようにも捉えることができます。
これらの口コミに関しては査定前の金額への期待が大きかったために発生した「いわば間違った考えの口コミ」と言えるので、誤解しないように注意する必要があります。おそらくバイセルでついた価格を大きく超える金額を提示する買取業者はないでしょう。
バイセルは今でも怪しいのか?悪評は正しいのか?
これまでバイセル(スピード買取.jp)が過去に消費者庁から注意を受けていた悪質な業者である内容を説明してきました。
一方で現在のバイセルは消費者長から勧告を受けた当時の会社の代表は辞任し、今は経営が改善されています。
「消費者庁から勧告を受けた」と聞くとどうしてもマイナスなイメージを持ってしまいがちですが、結果的に、現在では顧客満足度、価格満足度ともに1位を獲得する超優良業者へと変貌を遂げています。
バイセルが消費者庁からの指摘を受けて、どう業務改善したのかを見ていきましょう。
消費者庁から注意を受けて改善した内容
バイセルは消費者庁からの指示処分を受け、「コンプライアンス部によるアフターケア」と「女性査定員の指名」を新たにサービスとして開始しました。
バイセルは2つのサービスを提供することで指示処分を受ける要因となった「氏名等不明示」「不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)」「物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反」「書面記載不備」「迷惑勧誘」の5つの法律違反が再発する可能性をなくしています。
- コンプライアンス部によるアフターケア
- 女性査定員の指名
コンプライアンス事業部の設置
コンプライアンス部とは買取査定員を監視し、利用者が自分の意思で買取を利用できるようにすることを目的とした部署で、「氏名等不明示」「不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)」「物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反」「書類記載不備」「迷惑勧誘」が再発することを防いでいます。
具体的なサービスとしては、利用者の売却意思を査定員ではなくコンプライアンス部のスタッフが電話で最終確認をする「決済コール」や査定員が帰宅後にもう一度電話で率直な意見を聞く「フォローコール」があり、査定員による強引な営業を抑制しているので、利用者は自分の意思で自分が売りたい品物だけを売ることができるようになりました。
女性査定員の指名も可能になった
バイセルは指示処分後、女性査定員の指名サービスを提供するようになったので、「いくらコンプライアンス部が設置されていても、男性査定員には抵抗がある」という方も気軽に利用することができます。
過去に強引な営業で法令違反をした査定員は男性査定員が多かったので、実際に体験した方や話に聞いた方はやはり女性査定員の方が安心することができますね。
そのほか、査定前に書面での説明を徹底したり、依頼者に査定員のカバンを預かってもらうなど様々なサービスを行っています。査定の実際の様子は「バイセルに15点の着物買取の無料査定を依頼してみた!【実際に体験してみた口コミと評判】」で詳しく記載しているので、ぜひ参考にしてください。
現在では顧客満足度1位の優良企業に
バイセルは2017年のゼネラルリサーチの調査で「出張買取価格満足度」で1位を獲得するほど、着物買取業者として成長しており、月の申込み件数は2万件を突破しています。
それでも中には「予想よりも価格が安かった」という意見は見られますが、「満足できた」という方のほうが圧倒的に比率として多くなっています。
価格が低くなってしまうこともあると、事例として頭に入れておくことは大事ですが、最新の調査で「価格満足度1位」である以上、現在もっとも買取金額が高い着物買取業者であることは間違いないでしょう。
ここまで、バイセル(スピード買取.jp)の過去に行っていた悪徳商法について、そして、消費者庁からの注意以降の経営改善について解説してきました。
当サイトでは、こういったリサーチを行った上で、着物を売ることを考えている方にバイセルをオススメの業者として紹介しています。着物を売りたい方はぜひバイセルをご利用してみてください。
着物買取業者大手の「バイセル」について分かりやすく解説してきましたが、バイセル以外の人気着物買取業者について知りたい方は「【着物買取専門店の人気ランキング】口コミ、評判で業者を徹底比較!」という記事でご紹介しておりますのでぜひ参考にしてください。
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